福岡の小さなアトリエで、料理教室を開いています。
旅する料理家・フードコーディネーターとして、広告や雑誌の撮影、レシピ開発なども手がけながら、
日々の台所の風景や、旅先での食体験を綴っています。
福岡での料理教室や日々の活動のこと。
ときどき、記憶を旅するような話も交えながら。
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韓国料理教室 福岡クラス 旅先の食堂で感じた「愛のひと手間」
雨音に耳を澄ませながら、ジョンを焼く午後。
韓国を旅したとき、市場の店先で
小さなおかずがずらりと並んでいたこと思い出した。
エゴマの葉、煮卵、ナムル、キムチ……
どれも丁寧に仕込まれている。
それは、ただの“副菜”じゃなくて、誰かのためのひと手間。
こうした日々の常備菜を韓国では“ミッパンチャン”と呼ぶそう。
そっと差し出されたようなやさしさが胸の奥に残る。
福岡で韓国料理教室 昨年ご好評いただいたレッスン、再び
さて、昨年ご好評いただいた参鶏湯とミッパンチャンのレッスン。
今年も季節の節目にあわせて、韓国の養生をテーマに再び開催します。
韓国料理教室 福岡で季節の養生に、参鶏湯(サムゲタン)を
季節の変わり目、体がなんとなくだるかったり、食欲が落ちたりするこの時期。
湿気を含んだ空気が、体の中まで重たくしているような、そんな日もあります。
そんな季節にこそ食べたくなるのが、「参鶏湯(サムゲタン)」という滋養のスープ。
韓国では、夏の入り口――日本でいう土用の丑の日にあたる“初伏(チョボク)”に、 栄養たっぷりの参鶏湯を食べて、暑さに備える風習があります。
日本でも、夏に向けてうなぎを食べる文化があるように、 「食」で季節に備える知恵は、どこか共通していておもしろいなと思います。
手羽先でつくる、やさしいスープ
今回のレッスンでは、参鶏湯を日本の家庭でもつくりやすい方法でご紹介します。
使うのは、手羽先。
丸鶏に比べて扱いやすく、それでいて皮と身、骨のバランスが良くて、
まるで丸鶏で炊いたかのような、深いスープがとれます。
にんにくやナツメ、もち米と一緒に煮込んで、
体の内側からやさしく整えてくれる一椀に。
実は、もち米を入れるのにもちゃんと理由があるんです。
このお話も、レッスンでゆっくりできたらと思っています。
常備菜(ミッパンチャン)5品も一緒に
韓国の食卓を支える“ミッパンチャン”
今回のレッスンでは、以下の5品をご紹介します。
* エゴマの葉の醤油漬け
しそのような香りと甘辛さがクセになる、ごはん泥棒。
* うずらの卵煮
甘辛く煮含めた、常備しておきたいおかず。
* セロリのナムル
清涼感があり、重たい献立の口直しにもぴったり。
* 椎茸のジョン
じゅうじゅうと焼ける音が、雨音に似ていることから、
韓国では「雨の日にジョンを焼く」風習があるそうです。
* 黒米ごはん
もちもちとした食感と香ばしさで、滋味深いおかずによく合います。
食卓に、やさしさを仕込む時間を
台所は、誰かの健康を願う場所であり、
小さな手間に、深い愛情が隠れているところ。
このレッスンが、そんな“愛のひと手間”を感じる時間になりますように。
皆様にお会いできるのを楽しみにしています。
レッスン詳細
レッスン詳細
メニュー:
手羽先の参鶏湯、ミッパンチャン5品
(エゴマの葉・うずらの卵煮・セロリのナムル・椎茸のジョン・黒米ごはん)
形式:
講師によるデモンストレーション+試食
日程・時間
2025年6月
14日(土)11:00〜14:00
15日(日)11:00〜14:00
16日(月)11:00〜14:00
17日(火)11:00〜14:00
18日(水)11:00〜14:00
23日(月)11:00〜14:00
24日(火)11:00〜14:00
25日(水)11:00〜14:00
28日(土)11:00〜14:00
場所:
atelier cuisine trois(福岡市博多区御供所町3-29)
定員:
7名
参加費:
6,600円(税込)
お申し込み方法:
InstagramのDM、またはHPのコンタクトフォームより。
お申し込みの際は、以下の内容をご記載ください。
ご希望日/お名前/人数/代表者さまのお電話番号